自宅でトリミングをする際に、「何となくの流れは分かっているけど具体的にはどうやったら良いんだろう?」と思われている方!
これから自宅でトリミングをするにあたりポイントを知っておきたい方!
動物病院とトリミングサロンで10年以上実務経験を積んだ私が、こうしたらやりやすかった!という自分なりの流れやポイントをお伝えします!
※所々我が家の愛猫に協力してもらっています
前提として、コームが根元からスムーズに通るくらいブラッシングをしてからでないとシャンプーへ進むのはおすすめしていません。
毛玉の事はこちらで詳しく解説しています!
トリミングのざっくりな流れは
1.ブラッシング
2.お手入れ
3.シャンプー
4.タオルドライ
5.ブロー
6.カット
です!(カットの必要ない犬種は5番まで)
各作業ごとの意味を理解しておくと、より一層お家のわんちゃんに合ったお手入れが行えるのでおすすめです!
始める前にご自身に合った必要な道具を揃えておきましょう↓↓↓
それでは各作業ごとの意味やポイントをご説明します!
1.ブラッシング
意味
皮膚や被毛についている汚れを落としたり、毛玉(犬種によっては抜け毛)等の毛もつれを取る作業です。
もつれが残っていると、シャンプーの際に皮膚に十分な水分が行き渡らず汚れが落ちづらくなってしまったり、シャンプーによる効果が十分に発揮出来なくなる可能性があります。
またもつれは濡れてから乾くとさらに強く結びつき、毛玉に進化してしまう恐れがあります。
そうなると皮膚の衛生面やわんちゃん自身の運動の妨げになってしまう可能性があるため、私はブラッシングが1番重要な作業だと思っています。
他にもブラッシングには血行を促し、皮膚ターンオーバーを正常に保つ助けをする役割もあります。
ポイント
◎片手でしっかりと地肌が見えるまで毛を掻き分け、もう片方の手でブラッシングする。

◎毛の長さの倍以上にブラシを滑らせないよう意識すると細かく手を動かせます!(広範囲をいっぺんにブラッシングすると、表面しか解けずもつれが残ってしまいます。皮膚にダメージも与えてしまうので注意。)
◎骨の出っ張りやイボ等がある可能性がある為、都度確認してからブラシを入れる。
◎ブラッシングが苦手で台の上だと思うように作業できない場合は座って行う。
長くなってしまう為、ブラッシングについてより詳しく知りたい方はこちらの記事にまとめてあるのでよろしければご確認ください!
2.お手入れ
お手入れは主に爪切り、足裏・肛門周り・お腹のバリカン、お耳掃除、肛門腺絞りです。
お手入れのタイミングに明確な順番はありませんが、犬種によっては足裏や爪の際等の汚れが落ち辛いので先に短くしてあげた方が洗いやすいと思いこの順番にしました。
おうちの子の状態ではシャンプー後に行ってもいいと思います!
意味
わんちゃんの運動を阻害しないよう、健やかな生活を送るために必要な作業。
ポイント
爪
爪の伸び過ぎは歩行に影響し、関節を痛めてしまったり爪が肉球に刺さってしまう可能性がある為こまめに確認する。
(お散歩等の運動によって削れる事があるため、運動頻度によりますが3週間〜1ヶ月に1度がおすすめ)
バリカン
足裏の毛は伸び過ぎていると滑ってしまう事があるのでしっかりと肉球が見えるのが理想。
肛門周りや排泄部分のバリカンは衛生面的に行った方がいいが、やり過ぎ注意!(デリケートな為気にして舐めてしまう子がいます。悪化すると皮膚病の原因に…!)
耳掃除
お耳はデリケートな為、お家でのケアは必要最低限がおすすめです。
自浄作用があるので、手前に出てきている耳垢を取るだけで十分です。(お耳専用の洗浄液を付けたコットンや綿棒などで軽く取る。擦らない!)
耳垢が過剰に出ている、匂いがする、かゆがっている等の異常が出ている場合はご自分で対処せず、動物病院で診てもらうのが安心です。
肛門腺
肛門腺絞りはシャンプー時の方がそのまま汚れを落とせるのでおすすめですが、台の上の方が絞りやすいようでしたら先でもOK!
ただ、肛門腺絞りは溜まり過ぎていたり力を入れ過ぎたりすると肛門腺が破裂してしまう恐れがある為、不安な方はトリマーや獣医師にお願いするのがおすすめです。
3.シャンプー
意味
シャンプーはブラッシングでは落とし切れない汚れや、余分な皮脂を落とす作業です。
シャンプーの後は皮膚・被毛の保湿や毛玉予防の為にもコンディショナーを使用をお勧めします。
また皮膚病の子や皮膚炎になりやすい子は、治療や予防としてシャンプーを行う事があります。
シャンプーの主な流れは体を濡らす→シャンプー→シャンプー(2回目) →コンディショナー(保湿) の順番です。
ポイント
◎人がちょっとぬるいかな?と感じるくらいのお湯で全身をしっかりと濡らします。(37〜38度くらい)
◎基本的にわんちゃんは2回洗いを推奨していますが、お家の子の皮膚の状態や汚れ具合で適宜変えてあげてください
◎汚れや余分な皮脂が残っているとブローの時間が長くなってしまう為、汚れはしっかりと落としてあげてください
◎水分が皮膚に浸透するのは5分くらいと言われているので、洗うのが早過ぎるとシャンプーの効果が十分に発揮出来ない可能性があります。
◎シャンプーは適量をお湯でとき、十分に泡立てて泡で洗うことをおすすめしています。 汚れ具合によって濃度は変えてあげてください。 (シャンプーによっては使い方が違う為、お持ちのシャンプー容器裏面の使用方法をご確認ください。)
◎シャンプー、コンディショナー後は十分な水でしっかりとすすいでください。 シャンプーやコンディショナーが皮膚に残っていると、皮膚炎になってしまう場合があります。
4.タオルドライ
意味
ブローの時間を短縮する為にも重要な作業です。
ポイント
◎強く擦るように拭いてしまうと皮膚にダメージを与えたり毛もつれに繋がってしまう為、細かく軽く擦るか、押して拭くようにしてください。
◎吸水性の高いタオルの使用をおすすめします。
5.ブロー
意味
濡れた皮膚・被毛を乾かしながら、皮膚の状態を確認する作業です。
ポイント
◎毛を伸ばす必要が少ない犬種であれば、風を当てながらタオルで吸水をし半分くらい乾かす。
◎おすすめの乾かす順番と意味
【お腹・心臓周り】
冷えちゃうので最初がおすすめ
↓↓
【胴体】
冷えちゃうので早めがおすめ お尻側から頭に向かって乾かしていくと毛流に逆らうので乾きやすい
↓↓
【尾】
疲れてくると座ってしまうと思うので胴体の次に乾かすのがおすすめ
↓↓
【四肢】
後ろ足から乾かしてあげると座っても大丈夫
↓↓
【顔】
伏せても乾かせるのと苦手な子が多いので最後の方がおすすめ
↓↓
【耳】
犬種によっては毛量や脂が多く乾き辛いので最後がおすすめ
◎顔のブローを行う際、ブラシが怖い場合はコームを使用するのがおすすめです。
6.カット
意味
お手入れやブラッシングをしやすい様にし、衛生的に保つ為に行う。
※動画の方が分かりやすいのでYouTube等参考にしてください!
ポイント
◎ほぼバリカンで仕上げるのが時短にもなりおすすめです。
◎アタッチメントを付けたり刃を変えてお好みの長さに仕上げてください。
ご参考までに、経験上トイプードルで多い長さは胴体6mm、四肢13mmです。
◎足先までガッツリ入れてしまうと細くなってしまう為、足先にかけて流す様に入れるのがおすすめ。
※細いのが好みの方はガッツリとお入れください!
◎頭頂部もアタッチメントで仕上げると時短になります。
犬種や大きさにもよりますが、トイプードルですとアタッチメント13mm位が多かったです。
スッキリなテディベアがお好きな方は、顎下や頬もかけてあげるとスッキリ仕上がります。(顎下アタッチメント3mm、頬アタッチメント6mm等)
◎お耳を切る際は必ず反対の手で耳フチ保護してカットする。
◎いきなり舌が出てくるのでお口周りのカットは要注意!
◎顎下の毛を持ってカットするのが苦手な子は、両耳の下付け根あたり(写真赤丸部分)を親指と人差し指・中指で持つ(正面から見ると首を絞めている様に見えてしまいますが、骨を支えているだけなので苦しくないです。喉を締めない様に注意してください。)

オススメバリカン↓↓↓
(1mm刃+アタッチメントコーム付きがおすすめ!)
最後に
トリミングの大まかな流れは掴めましたか?
わんちゃんによっては自宅だと甘えてしまい、思うように作業できない場合もあります。
嫌がっているところを無理やりやってしまうと、トリミングの際にも嫌がるようになってしまう可能性があるので無理に行わず、トリマーを頼ってくださいね♪

