こんにちは!ろーままです!
中毛・長毛種のわんちゃんにはよく聞く”毛玉”。
トリミングに行くと”毛玉料金”や”もつれ料金”等の費用がかかってしまったことのある方も多いと思います。
トリマーからしっかりとした説明がないと、「毎日ブラッシングしてるのに!」「何で毎回こんなかかるんだろう…。」と思われる方もいるのではないでしょうか。
サロンや動物病院は”ブラッシングしたか”ではなく”ブラッシング出来ているか”で判断します。
身近だけどとっても難しいわんちゃんの”毛玉”について徹底的にご説明いたします!
ただ、毛玉問題はわんちゃんの種類・年齢・毛質・毛量・生活環境によって十わん十色です。
「絶対にこう!」とは決めつけずに、「この子はこのタイプかもしれない」と参考にしていただき、最後はご自宅のわんちゃんに合った予防方法を見つけていただければと思います!
・そもそも毛玉とは?
わんちゃんの被毛同士が擦れ合い、まとまり絡まった状態を毛もつれ。
その毛もつれがさらに強固に絡まり合い、玉になった状態を毛玉と呼ぶことが多いです。
毛もつれは大体1~3回程度スリッカーやブラシで解くと解れるくらいの状態ですが、毛玉になってしまうとスリッカーでも解すのは容易ではありません。
砂埃や塵等で汚れた被毛はまとまりやすくなるので、お出かけしたりドッグランに行った日はさらに注意が必要です。
トリミングで”毛玉がない”とされる基準は”コームがスムーズに通るか”が多いと思います。
なのでご自宅でもコームを使ってチェックすることをおすすめします。
・毛玉になる一番の原因は?
皆さん、ご自身の髪の毛が毛玉になったことはありますか?
私はあります…。育児に追われ自分のことは二の次だったので、髪の毛のケアもあまりせず痛みっぱなし。
ご飯も簡単に済ませることが多くたんぱく源が足りないのか、髪の毛のコシも無くなりパサパサになってしまってました。
その状態で日中髪の毛を結んで、解いて手櫛で絡まりを無理やり整えて、また結んで、と繰り返し、夜お風呂に入って髪の毛を濡らしたら、数本の髪の毛が手櫛ではどうしようもない…むしろ櫛でも取れないような毛玉になってしまっていたんです…!
コンディショナーをつけてもどうしようもなかったので、泣く泣く髪の毛を引っこ抜きました…。
この時、どうすれば髪の毛を引っこ抜かなくて済んだのか。
一番の原因は、髪の毛を濡らす前に櫛で解かなかったことです。
わんちゃんも一緒で、これが頑丈な毛玉になってしまう原因で一番多いと思っています。
想像してみてください。
わんちゃんに少しの毛もつれがあったとして、上から濡らすことで下に向かって被毛がまとまってしまい、その状態から被毛が1本ずつバラバラになることは難しくなります。
そしてその状態でゴシゴシとシャンプーを行い、タオルでもゴシゴシと拭き、ドライヤーの風を当てながら手で乾かす、または自然乾燥する。
仕上げの時だけブラシを使っても根元から上手く解けず、表面だけ綺麗になってしまいます。
一度濡れて乾いた毛もつれはより頑丈になるので、気づかないうちに根元が毛玉になってしまっているんです。
この状態になってしまうと、ご自宅で解くのはとても困難。
また、皮膚に近い部分で毛玉になることも多いため、怪我のリスクも高まってしまいます。
そのままわんちゃんをトリミングに出すと、多くの場合毛玉料金がかかったり、短いバリカンでないと受け付けてもらえなくなる恐れがあります。
また、柴犬やコーギー等の中毛種は毛玉になりにくいイメージがあるかもしれませんが、換毛期にブラッシングせずシャンプーをすると毛玉になってしまうリスクがあります。
・その他の原因は?
その他の原因は多岐にわたりますが、よくあるのは
・足先など体のどこかを舐めていることがある
・水遊び
・食べカスがくっついてしまう
・洋服による摩擦
・ハーネスや首輪による摩擦
・運動による摩擦
・被毛の長さが長い
・換毛期などでの過剰な抜け毛
・毛質
等です。
特に先ほど紹介したシャンプーによる毛玉と同じように、濡れる→乾くの繰り返しがある水遊びや舐めすぎる行為による毛玉も頑丈になりやすいです。
・予防は出来る?
もちろんできます!
ただ、「楽に安くふわふわに!」と言う全てを叶える方法はないと考えています。
なのでご自宅のわんちゃんに合った周期・長さを見つけてあげることが大事です!
1.コームを通す
私が一番簡単だと思っているのは”毎日コームを通すこと”です。
トリミングに行った日は毛玉やもつれがない状態です。(一部犬種は即日もつれる場合があります…!)
その状態を維持するために、私たち人間と同じように毎日コームを通してあげるのが一番簡単です。
絡まった毛を解くという行為の方がとても難しい&時間も労力もかかるため、可能であればぜひ毎日の日課にしてあげてほしいです。
2.被毛を濡らさない
次におすすめなのが”お家でわんちゃんを水に濡らす行為をしない”ことです。
私の経験上ですが月に一度のトリミングに行かれているのであれば、これだけでも多くのわんちゃんが毛玉を免れると思っています。
水に濡れる→乾く行為はそれほど毛玉を作ってしまいやすい原因だと思っています。
3.被毛をある程度短くする
分かりやすい予防は絡まらないくらい被毛を短くすることです。
ただ、極端に短い長さ(被毛の密度によりますが、3~5㎜以下程度)にしてしまうと、紫外線による皮膚へのダメージやバリカンの刺激による痒み、その痒みによる皮膚の異常(赤み等)が引き起こされてしまう恐れがあります。
普段お洋服を着ないのであれば、体の長さはそこまで短くしないでも毛玉になりにくいかと思います。
ですが四肢は運動量が多いので毛玉になりやすい為、すっきり目(アタッチメント13㎜位)が理想です。
運動量・毛質・トリミング周期等を踏まえてトリマーと相談して決めることをおすすめします。
4.毛玉になりやすい場所を短くする
全身を短くすることに抵抗がある方は、ぱっと見だと気づかない内側(お腹・内股・脇・お尻周り等)や、ブラッシングが苦手な部分を短くしてもらう等カットスタイルを工夫してみてもいいと思います。
このスタイルは見た目とお手入れのしやすさのバランスが取れているので飼い主さんにおすすめすることが多かったです。
5.トリミングの周期を短くする
それでもやっぱりふわふわが好みだからある程度長く残したい…!という方はトリミングの周期を短くすることをおすすめします。
基本的に月に一度のトリミングに行かれている方が多いかと思いますが、2・3週間に一度にしてみる等毛玉にならない周期を見つけてみてください!
6.フードを見直してみる
番外編のような感じにはなってしまいますが、フードによっては良質はたんぱく質が摂れず、毛が瘦せ細りパサつきが出て絡まりやすくなってしまいます。
良質なたんぱく質はわんちゃんの毛だけではなく、体を作るのにもとても大切です。
ランニングコストは高いかと思いますが、病気の予防にも繋がるのでこの機会にフードを見直しもご検討するのも良いかと思います!
・もし毛玉が出来てしまったら?
前提として、皮膚にくっついている毛玉は怪我のリスクがとても高いので絶対にお家で対処せずプロに任せましょう。
また、毛玉がより進化したフェルト状の毛玉はもはや解くものではありません…!
わんちゃんとトリマーの事を考え潔く切るか刈るかの二択にしましょう。
1.毛玉を切る、または刈る
一番わんちゃんに負担がない方法は”毛玉を切るか刈るかして除去する”ことです。
実際、私たちトリマーが頑張れば殆どの毛玉を取ることは出来ると思います。
ただ、とんでもない時間と労力が必要です。
私は1頭の大型わんちゃんの毛玉をトータル4時間解いたことがあります。
若いわんちゃんでしたが、最後は疲れ果てていてとても可哀想でした…。
毛を短く切ったり刈ったりすることに抵抗がある気持ちもわかりますし、実際極端に短く(3㎜以下)するデメリットもあります。
ですがわんちゃんを長時間作業させてしまうことを考えたら、一度リセットし、次伸ばすときにはブラッシングを頑張ったり濡らさないようにしたりする方が、わんちゃんにとってはいいのかなと思っています。
※トリミング犬種でないわんちゃんはバリカンを入れると、毛質が変わったり毛が生えてこなくなるリスクがあります。必ずトリマーと相談してください。
2.梳きバサミで対処する
毛玉を半分にするイメージで1・2回程梳きバサミを入れた後、スリッカーで解くと解けやすくなります。
刃先をわんちゃんに向けないように注意してください。
毛玉にハサミを入れるときは、刃先ではなく刃の中間部分~根本らへんに毛玉が来るように入れましょう。

この方法はぱっつりしたハサミの跡が付きにくく、何となく馴染んでくれることがあるので私もよく行っていた作業です。
・どんな道具を使ったらいいの?
ブラッシングには主に3種類の道具があります。
1.コーム
主に毛玉や毛もつれが解けたかを確認する道具です。
慣れないうちは皮膚に対して直角にコームを使用してしまうと、皮膚を傷つけてしまう恐れがあるので注意してください。
引っ掛かりがあった場合は引っ張らずに、手首を返して手前に逃がします。(文章だと伝わりずらいかと思うのでYouTube等参考にしてください…!)
細かい部分(顔周り等)はブラッシングに使用することもありますが、無理に引っ張ることは絶対に避けてください。
中毛種の場合は抜け毛の処理にも使用することもあります。
2.スリッカー
主に毛もつれや毛玉を取る道具です。
剣山のようで痛そうに見えますが、適切に使用すれば問題ありません。
ピンの先に丸い保護が付いているものがありますが、毛もつれや毛玉がある場合はおすすめしません。
ピンの長さや柔らかさ等色んな種類がありますが、最初はスタンダードなものを購入し使用感を確かめることをおすすめします。
慣れるまでは縦向きより横向きの方が角度的に怪我のリスクが少ないのでおすすめです。※画像参照

目安:5㎏以下の子。 |
目安:5㎏以上の子。 |
ハードタイプ。しっかりした毛質の子に! |
3.ピンブラシ
主に被毛が長い子のブラッシング(毛玉のない場合)に使用する道具です。
毛玉を取る力は弱い為、毛玉を発見した場合はスリッカーに持ち替えて対処してください。
ピン先が丸いものが多いためスリッカーよりは怪我のリスクが低いですが、同じところを何度も解いてしまうと摩擦で皮膚が傷ついてしまうので注意してください。
ピンが開いているものが多いため為細かいところのブラッシング(顔周り等)には不向きです。
番外編:ブラッシングスプレー
ブラシではないですが、使うと毛玉が取れやすくなるものもあります。
また予防効果がある商品もあるので、ブラッシングの相棒にするのもおすすめです。
・最後に
ここまでご覧いただきありがとうございました!
少しでも参考にしてくだされば嬉しいです。
ブラッシングで悩まれている方はたくさんいらっしゃると思います。
ただその悩みはわんちゃんの事を考えている証拠だと思うので、これからもたくさん試行錯誤しながらわんちゃんと素敵な生活を送ってくださいね♪


